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異常巻きノストセラス

日本国産でも異常巻きアンモナイトが出るため、比較対象として一定需要あると見込みマダガスカル産異常巻きアンモナイトを輸入しました。

2020年に仕入れたときはノストセラスは10体のみ輸入しました。

御存知のとおり、異形の体をしていることもあり好みはわかれます。

ノストセラスの異形がよくわかる個体

そこで一定需要があると確認できたので今年の5月に400体を追加仕入れしました。

実際に輸入したノストセラス

そもそもマダガスカル産アンモナイトは単価が安く、売上ノルマを達成するのに相当な工夫が必要です。

そこでノストセラスがたまに出品ラインナップに入ると単発でも大きな売り上げが期待できます。

ではなぜノストセラスを他の業者が輸入しないか考えてみました。

私が思う理由を列挙します。

1.仕入れ単価が高い

2.輸送中の事故による破損リスクが高い

3.現地鉱山省のカテゴリーに入っておらず特殊な輸出能力が必要

4.現地人に多額の現金を任せて仕入れが必要になる

5.通関手続きで運悪く現地役人に言いがかりをつけられると輸出ができず現地塩漬けになる

6.個体差がありいまいちな個体でも同じ単価請求される

複数ノストセラスが母岩に付着しており価値が高い実物、ただこのような個体だけを仕入れは不可能

これらのリスクを考えたら、ノストセラスは諦めようとなりますよね。

でも、このリスクをかいくぐって仕入れをすることこそが販売業者に求められる付加価値なんだと思います。

私もモロッコ産やナイジェリア産アンモナイト輸入を試みていますが、やはり人任せだとうまくいきません。

400体の異常巻きを仕入れると宣言したら円安こようが鉱山省がちゃちゃ入れてこようと絶対に完遂するて意地が大切です。

これまで20体くらい販売しましたが、現在は価格暴落を招くとよくないこと、同業他者との折り合いもあり一旦ペースを落として販売しています。今後輸入は厳しくなることはあれど、容易になることはまずありえないのでのんびり販売していきます。

おそらくBASEやメルカリ、自前ネットショップでの定価販売がメインにしていく考えです。

ノストセラスは、国産淡路島からも出ているようですが立派な値段がついています。私は淡路島産を手に取ったとこはありませんが、強度はマダガスカル産と比べて脆いとお客様から聞いたことはあります。

マダガスカル産は、400体輸入して破損があった個体は3体程度でした。このことからもマダガスカル産ノストセラスは打たれ強いのでしょう。

見てのとおり破損はありません。人気のある白タイプのノストセラス

今後どのようにノストセラスの相場が推移していくか見守りつつ、販売方法を試行錯誤していきます。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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