アンモナイトの在庫の推移

昨年の5月仕入れから一年近く経過したので在庫量の推移について書きます。

備忘録がわりのまとめになります。

クレオニセラス殻つき（青）

大きな個体はまもなく底を尽きます。現地でも大きな個体は採れにくくなっており、今後は入荷見通しはたっておりません。

訳あり個体は先週オークションでかけたことで全て捌けました。今後在庫を販売していく中で少しずつ訳あり個体が出てくればまとめ売りするかもしれませんが、昔のように定期的にまとめ売りは行えそうにありません。

通常の3-8cmサイズは大量にあるため在庫量のバランスがサイズで選別すると大きな個体が極端に不足しています。現地側から大きな個体だけの叩き売り打診でもない限り仕入れしない予定です。

原石のまんまもってきて日本で研磨加工することには興味あります。

クレオニセラス、ビューダン、マダガスカリエンス（赤）

2019年、2020年に仕入れた個体は少しずつ出品しています。現地価格は欧米人によって需要が底支えされており、単価は下がる可能性は皆無です。

日本においては、一時期大量に流行のように輸入されており、現地価格と乖離した流通価格になっています。

現保有在庫だけで私が販売終える頃までは乗り切れそうなんで再入荷見込みはありません。

大きな個体は青と同じく在庫はほとんどないので定価販売のみになります。

縫合線アンモナイト

こちらも現地価格が値上がりしていること、昨年仕入れた在庫が大量に残っているので新たなに仕入れは行いません。

大きな個体もオークションとの相性が悪く、暴落を招きやすいので今後は回避する方向です。

見た目にばらつきがあることを長所ととらえ、出品の顔ぶれを拡げるのに活用します。

オウムガイ（ノーチラス）、キマトセラス

オウムガイ（研磨済）はほぼ完売で現地価格が倍に高騰しているので入荷するかどうかは微妙です。入荷しても、50kg程度に留め定価販売のみになるでしょう。

キマトセラス（殻つき）は、小さな個体は在庫は終わりが近づいています。大きな個体は、あまり減らずに残っているものの、原価大幅割れになるためそのまま展示保管用に回すでしょう。

ヤフーオークションに今後登場する頻度は在庫確認もれでもない限り減っていくはずです。

ドウビレイセラス・キャライコセラス

現在庫が150kg以上あることに加え、現地から未発送分が50kg近くあるのでもう仕入れることはないです。大きな個体はいくつかヤフーオークションに出しましたが、今後どうするかは決まっていません。

日本で研磨器具を使いこなし、殻の除去をどうやって行うかに課題は残ります。

ペリスフィンクテス

未研磨個体の在庫は大量にあるものの、研磨済個体はメルカリやホームページのみの販売にとどまります。

マジュンガ産のペリスフィンクテスは高騰しており、チュレア産にシフトして単価の現状維持を図っています。

大きな個体はチュレア産にシフトされてからは全く入荷されていません。

定番種として価格が安定しているため、仕入れをなくすことはありませんが入荷量の調整や研磨済個体の入荷については不確定要素があります。

チュレア産アンモナイト全般

チュレア産アンモナイトは輸出規制の関係で課題が残ること、保存状態が非常に悪いことが今後の課題です。

100kg程度入荷して順調に在庫は捌けているため、今後補填するとすればチュレア産がメインになってくると思っています。

200kgくらいチュレア産を次回仕入れることができればヤフーオークションの現状維持が可能になるとみています。

黒アンモナイト

2021年までの仕入れ分が底を尽き、昨年200kg仕入れた黒アンモナイトです。

過去とは違い、最近の黒アンモナイトは地層が変わったからか販売価格が上がっています。現地価格も倍に跳ね上がっているので実態は横ばいですが、このまま好調が続けば方針は変更する可能性はあります。

二枚貝、ウニ、巻貝等

忘れたころに出品する頻度で充分な印象です。

ただし、ウニのミニ個体はメルカリでの売れ行きが好調なのでこれは大量に次回仕入れます。

スライス個体（青・黒）

裁断されたスライス個体は、黒は完売して展示品のみ手元に残っています。青の中サイズ以下が在庫残り数点ですが、最近はオークションでは飽和状態につき、新規入荷は見合わせる予定です。

しばらくは、結晶化ミニ個体のまとめ売りにオークションはなっていく予定です。

今後の見通し

前回3年分くらいをまとめて仕入れているので次回の仕入れ時期は正確には決まっていません。

現時点で決まっているのは、チュレア産は200kg、青原石を100kg仕入れを行うことくらいです。

仕入れを見送るのは、赤・ドウビレイセラス・縫合線・青・黒（変更可能性あり）・スライス個体です。