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今後のイベント開催と化石市場への向き合い方

クリーニング体験イベントを夏の8月以外は去年から毎月開催してきました。

そこでこれまでの流れと現在の仕入れ作業との関連で記事を書いています。

イベント開催

2025年6月から月例で夏時期以外は、クリーニング体験イベントを開催してきました。ただ、このイベントも開催場所のプロジェクト存続も含めて来年以降は未定です。

こういったイベント開催のための原石輸入は、特別枠として許可が現地でおります。

一方、このイベントは採算度外視で行っており将来的な構想の中で経験が生きればよいと考えて開催しています。

従来は青個体の母岩が残る個体をクリーニング用(300円)として準備し、物価高の流れで化石に触れる機会が少ない方々にそういったきっかけを提供できればと考えスタートしました。

しかし、開催場所のビルの入場ルール等にも最近変化が見られ、初見の方がなかなかアクセスしづらい状況になってきています。

苦肉の策として、リピーターの方向けにペリスフィンクテスやドウビレイセラスのクリーニング体験を試験的に導入したりもしました。結果は、ペリスフィンクテス(1200円)には一定の需要あるが、ドゥビレイセラス(1200円)はクリーニング用には不向きでした。

これまでたくさんの方々に参加していただき、現時点でも当初掲げた目標は達成できたと感じています。

今年の12月までの予定は以下のように決まっておりますが、来年以降の予定は白紙の状態です。継続するかもしれませんし、外的要因や私自身の状況で開催が難しくなるかもしれません。

思いつきで小さなキマトセラスが入荷できるならオウムガイのクリーニング枠はいいかもしれないと考えています。

化石市場の動向

御存知のとおり、再三にわたり呟いてるように長引く超円安により化石相場は高騰し続けています。

食材や消耗洗剤と異なり、化石はよほどの落下事故とかがなければ破損や風化はしません。

そういった意味では、どこかで需要が減退し相場の高騰は天井をつけるときは来るのでしょう。ただ、そのタイミングがいつかは誰にもわかりません。

前の記事でも触れたとおり、マダガスカル側もカテゴリー分けや研磨技術・修復技術にも日々変化が起きています。それを付加価値として商品代金に上乗せしてくる工夫は今後も待ったなしで進むことが予想されます。

メナベ産でも口部にここまでの手が加わっています。

2023年時点でもう一生分のアンモナイトを仕入れていたつもりでしたが、オウムガイやペリスフィンクテス等在庫の減り方が激しいものと余剰在庫を抱えている種に開きがあります。

この化石市場の動向をふまえて、他国勢のマネーゲームには参戦せず、相対的にお買い得な種やサイズを選別して事業継続を見込みます。

AIのアンモナイト市場への影響

次いで、今話題のAIのアンモナイト市場への影響を考察します。

先日現地側から送られた写真を見ても、人の目でもアルゴノウティセラスとリトセラスの判別はできておらず、AIの同定能力は現時点では脅威とはなっていません。

なお、他の業者がラベル付けや同定を行っていないのは紛らわしい個体が多いこと、マダガスカル現地側に細かなカテゴリー分けがないからでしょう。

現地のオウムガイで遊色有で販売される個体

また、化石は触った感覚や肌感で楽しむ方も多いため、AI画像や動画で代替されるとことにもいっていません。

さらに言えば、出品写真の背景除去や画像補正もむしろ不自然さを強調するのでAIが浸食してきてもそれが優位性として働くかは疑問です。

AIに取って代わられる分野と超アナログの世界であるアンモナイト仕入れ、販売業は対極に位置しています。

例えば、先日出品写真の重複してるものを自動で選別淘汰できるか試してみました。結果は出品に最適な写真とAIが理想として選択する写真は一致しておらず、最初から自らの目で選別した方がはるかに速く処理できました。

現時点でAIが化石販売業やクリーニング彫り作業に取って代われる可能性は低いです。なお、AIの技術進歩は予測不能につき、将来的な伸び代は未知数です。

近未来の予想

おそらくですが、市場に供給される化石の品質は向上しても元々の個体の魅力、つまり個体値のような部分に左右される要素が大きいです。

この環境変化により仕入れ業者や販売業者、私のようにクリーニングや研磨仕上げまで一気通貫で行う役割の人がどう影響されるかが気にはなります。

私の中では一つの結論は出ています。

「再現性」と「連続性」この2つの要素と人との繫がりがなければ市場から淘汰され退場することになる可能性が高いです。

スマホのスペックが向上し、物価上昇によって商品末端価格に転嫁すればいいとの風潮に世間はあふれかえっています。

その中で消費者は今まで以上に検索機能等で商品を比較検討しやすくなっています。

ここで私なら物価上昇のときにどういう出品方法をしているか、便乗値上げをしていないか、機械任せにして出品写真を手抜きしてないかに注意を払います。

私と他の業者に明確な違いがあるとすれば、狂ったように2018年から毎週のように1円開始オークションをやってきたこと、荒らし入札を迷わず徹底的に排除してきたことでしょう。

その積み重ねがなくなれば、これくらいはいいだろうとの甘えがアンモナイト事業にとっても潜在リスクになりそうな予感はしています。

表面上の小手先の技術よりも出品写真や配送事故のときの対応、少額購入のお客様との向き合い方が今まで以上に大切になるでしょうし、むしろそこしか差が生まれない世の中になってきています。

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