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マダガスカル産アンモナイトも枯れてきた?

仕入れ状況のアップデートをしている中で少し触れた標題です。

なぜ仕入れ原価が高騰しているのかは過去の記事にも書いているので割愛しますが、掘削する深さが変わってきていることは素通りできないので文字通り掘り下げていきます。

露天掘りと井戸掘り

これまでわかっていることは、マダガスカルのマジュンガ地層は過去は露天掘りが主流だったものの、黒アンモナイト等は既に井戸掘りが取って代わってきています。

アンモナイトやオウムガイの発掘した痕跡

それに加えて今回単価の値上げで発覚したのがチュレア地層やマジュンガのオウムガイは露天掘りで発掘できないような状況に既に陥っているとのことです。地表から削って深い井戸の中で探すから費用はこれまで以上にかかるのは必然です。

石油やガスをアフリカの国々が枯れるまで掘り続けてしまうのはよくありますが、マダガスカルのアンモナイトもこれに近い状況でしょう。

既に掘りつくして枯れた地層
現役稼働中の井戸

品質はどう変化するのか?

掘削費用の増加は回避できない状態ですが、それでは肝心の出てくる個体の品質、保存状態はどうなっているのかとの疑問が自然と湧いてきます。

結論から述べれば、費用は上がるだけでなく、個体の品質も上がっています。

地表から深く入ったところに採掘場所があるため、保存状態はチュレア産の研磨個体やペリスフィンクテス、ウニを見るかぎりこれまでよりも破損や欠けが少ないです。

これまでの個体より明らかに破損が少ない

これまでとの変化と私自身の展望

これまではマダガスカル産は大量に産出されるから安く入手できるが定番になっていました。

ただ、その産出量の部分で底が見えてきているのは新たな兆候であり、需要と供給の大きなバランスが転換点を迎えています。

価格高騰だけだと便乗値上げかと私も決めつけていましたが、その高騰原因がそもそもの採掘可能埋蔵量による要素があるのは初耳でした。

私自身、古い個体は2019年に仕入れたような在庫も抱えています。一方、一度大量に仕入れても地層ごとに種や色合いが偏りが生じるため売り捌ける量を調整していました。

マダガスカルのアンモナイト村ともいえる商品流通経路上流でこのような新しい動きがみられます。これは、私の販売展開が過去のように直輸入だからお手頃価格との連動戦略で機能していかないことを示唆しています。

おそらく需要と供給を見極めて場合によってはマダガスカル側が流通量を調整して価格是正に動いてくる可能性もありそうです。

いずれにしても、今後の動きを注視する必要があります。

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