BLOG & INFO

ブログ

アンモナイト好きでも近くて遠い研究者と販売業者

アンモナイト購入する方と販売する人はどのような属性なんでしょうか。

双方の共通点は、アンモナイト好きな部分であることは間違いありません。

販売業者にはいろいろなタイプがいます。

現地買付から通関、日本への輸送を一気通貫で行う中国人業者、恐竜や三葉虫等の化石全般の取り扱う業者、天然石や宝石・隕石まで取り扱う業者、私のようにほぼアンモナイトだけの販売者といった感じかと推測します。

マダガスカル産のカキの化石等も販売する化石総合店

研究者や学校の理科の先生、博物館の学芸員の方、趣味でコレクターをしてる方が購入する側の主たる層かと思います。

共通点はあるものの、必ずしも双方が深い交流があるとは限りません。

研究者は学術的な観点で深堀りされていると思いますが、私のような販売する側にいると1つの個体に執着しすぎると商売が成立しません。

何よりお気に入りといってたくさんの個体を手元に残すと場所も占拠し新しい仕入れが行えません。そこで損失が出ようと自らに期限を課して売り捌くことと、手元にアンモナイトを留めておきたい気持ちで決断を迫られます。

おそらくマダガスカルは世界一の産出量を誇るにも関わらず、マダガスカル産アンモナイト専門店として成功した事例を少なくとも私は耳にしたことありません。つまり、自ら失敗して経験値を積むしか選択肢はないのです。

なお、日本国産アンモナイト、カナダのアンモライト専門店は下の写真のように既に存在しています。

国産アンモナイト専門店の販売光景
カナダのアンモライト販売店のショーウィンドウ

販売業者は、その流通過程で研究者の方を含むアンモナイト好きと意見交換をしてニーズを確認していく必要は生じます。このような想いもあり、私はホームページ開設やSNS利用しています。

現時点での私の見解、研究者や愛好家と販売する側はどちらも共存共栄していくしかないと考えています。意見交換することがプラスになることはあってもマイナスになることはほとんどないはずです。

もちろん買う側は安く良い個体を入手したいですし、販売する側はできるだけ早く捌きつつも採算を維持しなければなりません。この利益相反しがちな点と折り合いをつけつつ。双方が良好な関係を築いていくのが理想なのでしょう。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 虹色南瓜石(にいじろかぼちゃいし) All rights Reserved.
0 カート