第4回のイベント開催を終えて
本日をもって標記イベントの全日程を終えました。
色々な気づきがあったのでまとめて次回以降に生かすための備忘録です。
今回の来場者数
梅雨から夏にかけて開催した時期に比べて、SNS等で繋がってる方の来場よりも同時期に個展やグループ展を開催している方々からの噂を聞いて来場された方が多かったです。
先月と今回の開催はビル全体に来訪者が少なかった印象があります。
クリーニング体験はそれでも一日に5~10人前後(1人の方が複数回も含め)といった感じでした。
これは、今まではレトロな雰囲気で観光名所になっている奥野ビルの集客力に依存するだけでは先行きは厳しい現実を突きつけられました。
次回以降はSNSや近隣のギャラリーにビラを置いてもらうといった工夫をしたいところです。

展示個体への反応
今回異常巻きアンモナイトや大きな個体を持ち込みました。
これまではクリーニング体験と化石のもの珍しさに頼ってきていましたが、化石好きの方から一定の反応はありました。
次回以降は、搬出入時の破損リスクに配慮しつつも展示要素を強めていければ理想です。
展示個体も価格を相談のうえ、販売も可能としてもよいかもしれません。

お客様からの声
今回の来場者からの質問で現地事情に関するものが多かったのは嬉しかったです。
他の業者と違って、現地の地層まで見に行って現地人のアンモナイトへのスタンスの違い、隣接している天然石の事情を情報交換できたのは有意義な経験でした。
また、ミネラルショーや石のフリマへの出展の意向があるのか否かとの質問もいただきました。
以前は池袋の東京ミネラルショーへの出展を検討したこともあるものの、出展料だけで私のアンモナイト売上1か月分は場所代として消えてしまうので断念しました。
数年前にいくつかお問い合わせをして検討した際の価格です。
固有名詞や場所を特定できる部分は削除していますが、この出展料を販売価格に転嫁してしまうと今のような価格での提供は難しくなります。
私の販売方法と意向とはなかなか相受け入れない部分が多く、その後は検討していません。
なぜ大きな出展イベントがあの価格になるかわかる料金でしょう。

今も大きな会場へのイベントで出展料抱えるのならば、現地に出向き新たな種なり色合いの個体を仕入れることを優先したい考えです。
もちろん対面販売だからこそできることもあるのですが、今の私にはそこまで手を伸ばす余裕がないのが実情です。
ただ、実際にお会いしてさまざまな要望を聞けたことは必ず将来的にプラス要素として機能すると感じました。ご意見を寄せられた皆様ありがとうございました。
これまでとの変化
これまではクリーニング体験とポストカード販売が主軸にありました。
ところが今回は外国人の来場者が減ったせいかポストカードの売れ行きはごく僅かにとどまりました。
外国人はチップがわりに単価の安いポストカードを購入してくれる傾向が以前はありました。
一方で、今回は同じビルの他イベントを見学に来られた方が籠に入ってるアンモナイトやオウムガイの実物を見て購入していただく場面が多かったです。
また、マクラメやペンダントが今回から一定数の販売を記録し、新たな可能性を見い出す貴重な機会にもなりました。

今後の展開
年内は11月と12月それぞれあと計2回開催します。
合計6回開催することでこれまでの反省点や改善点は浮き彫りになるでしょう。
開催場所の方針や私自身の在庫との兼ね合いもありますが、月1ペースは守りたところです。
クリーニング体験を維持しつつも、変化を加えて既に来場したことのある方々へのアピールもできるように工夫することが必要不可欠です。


