アンモナイト出品写真について
これまでアンモナイトの出品写真について折々にふれてきましたが、最近の変化もまとめて記事にします。
出品写真の前提条件
何度も書いてきたとおり、効果エフェクトや画像修正、照明利用は私の中で絶対禁止項目につき、これらは使用してならないものとして考えていただければと思います。
画像修正は、一時的に高額販売をできても長続きはせずに売る側の一時的な自己満足に終わりますので行っている人は化石販売をする資格に疑問符がついてしまいます。
これらをふまえ、他人の画像転用やAI活用はなしで自己撮影のみを前提としています。
写真撮影に使う道具
2019年の販売以降、常にiphone7のカメラを使ってきました。しかし、最近になってiphone16 pro maxのカメラと比較検討しようとなり試行錯誤を開始しました。
定規や計りは100均に販売されているものやニトリの廃盤モデルを活用しています。
背景を白く見せるのは単純に紙袋の底に入っている厚紙を再利用しています。
道具の固定経費はほとんどなく、スマホの購入費用くらいが重たい負担となっていますが、iphone7は中古で購入すれば手頃価格で入手できます。
なぜiphone7を利用してきたのか?
マダガスカル産アンモナイトの写真撮影はかなり複雑な事情がからみます。
アンモナイトの中でも遊色による鮮やかな色を見る側に実際の色と乖離せずに伝えることが必要になります。これができなければ、販売価格は暴落し、販売をすればするほど赤字がかさんでいきます。
遊色と言っても、カナダ産やアメリカ産のようにどの個体でも強烈な発色が現れてくれるわけではないのがマダガスカル産アンモナイトの難しいところです。
最近のiphoneではアンモナイトの角度がある凸凹個体の色の抽出が困難だったため、iphone7に一局依存して撮影をしてきました。
iphone7が軽量であり撮影時に連射できること、中古販売で手頃価格で入手できたのも大きな理由でした。
ところが、最近出品数が増えてきて中で改善を図る必要がでてきました。そこで登場したのがiphone16 promaxのカメラです。
先に述べたとおり、マダガスカリエンスに代表されるような溝があったり角度のある個体の遊色を表現するのにiphone7は比類なき強さを発揮してくれており、依存していたのが現実でした。

今更なぜ撮影用カメラを変えるのか?
今までは写真撮影枚数が1個体につき軽く300枚以上を単純に撮影し、その中からピントの合ったよい写真を取捨選択して使用してきました。
しかし、出品数が増えたこと、年齢を重ねて老眼もあり目の焦点を合わせるのに負担も増えてきたので改善点としてスマホをグレードアップしようと考えました。
iphone16 promaxのカメラの使用を躊躇したのは以下の理由からです。
・片手にアンモナイトを持って撮影するのにスマホの重さが重い
・個体によっては遊色の現れ方が限定されること
・写真のデータ保存容量が膨大なものになる
・連続撮影がなかなかできない

今後のスマホのカメラ使い分け
iphone16 promaxは、地味な発色の個体、縫合線、表面がツルツルの個体には効果てきめんです。
一方、iphone7はマダガスカリエンスや段ずれを起こしている個体、歪みが強い遊色を生み出している個体に強みを発揮します。

個体の長さ及び重量ならびにアンモナイトの口部分を撮影するならば、iphone16 promaxだけで充分です。

今後もiphone7に依存する点は、ピンクや黄色、青緑、紫といった複数の遊色を伴う個体に限定されそうです。
iphone16 promaxは、写真のブレ補正が自動で入るため大量に枚数を撮影しなくても品質にばらつきがないことを確認できています。
今後はしばらくは両種スマホを使い分けつつ、自分の売上向上と顧客満足に繋げていければ理想です。