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メナベ産アンモナイト地層はいくつある?

以前既にメナベ産アンモナイトについて言及しましたが、少し全貌が見えてきたので追記します。

2021年に仕入れたメナベ産アンモナイトたち、さまざまな年代が混ざっている

そもそもどの地層から出てる?

メナベ産と一括りにされて仕入れていましたが、さまざまな人から意見聞いていておかしいと感じていました。

年代がカンパニアン期の個体やカロビアン期のものが同じ箱に入って送られてきてたわけです。

ことの発端は、インスタで繋がっている人の投稿にメナベ産アンモナイトが登場しました。

年代が明らかにこれまで私が認識していた時期と異なる記載でした。

でも、掘り下げていき現地人に質問を投げました。

私「この写真の個体どこからきてるの?」

現地の職人「Akilizatoの地層から採れている。」

私「どの年代の地層かわかる?」

現地の職人「そこまではわからない、これから調べてみる。」

こんなやりとりして調べてみました。

少なともAnkilizatoのジュラ紀カロビアン期の地層が1か所、PSEUDOSCHLOENBACHIAが出るTsiribihinaにある白亜紀カンパニアン期の地層が1か所、他にもいくつかあるのは確かです。

Ankilizatoの地層はカタカナのマダガスカルの北西
カンパニアン期の地層があるBelo sur Tsiribihinaは西海岸

メナベ地域の定義

日本でいうところの、関東圏みたいな位置づけがメナベ地域なんだと私は認識を改めました。

つまり、東京で採れた化石だろうが千葉で採れた化石だろうがマダガスカル人は「関東」扱いなんだとみています。この関東地域に相当するのがメナ地域なんでしょう。

バオバブの木が生えていることで有名なMorondava付近一帯がメナベ地域です。

今後の課題

ただでさえ、マダガスカル産アンモナイトには未知の種が多く未踏の地の印象があります。

最近購入者の方に同封するラベルを作成していますが、メナベ産はもう誤記はごめんなさいて姿勢で開始しないといけないくらい難易度高いです。このラベルを正確に作成していくのは直近の課題となりました。

これまでマダガスカル産の中でもマジュンガ地層とチュレア地層は先人たちが攻略しているものの、メナベについてはアンタッチャブルな領域なんで挑戦する価値はありそうです。

今回の考えるきっかけになったのは、Macrocephalites spとEpimayaites spの問い合わせが増えてきたからでした。

こういった質問から掘り下げていって新たな発見があると嬉しいものです。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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