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マダガスカル滞在

1年ぶりにマダガスカルに10月24日から10月31日まで滞在してきました。

今回の主な滞在目的は、未払金の精算とアンモナイト関連アクセサリーの調達でした。なお、観光も少し地方でしてきました。

アクセサリーを現地加工にて仕入れ

書類や精算についてはそれは簡単な作業なのですぐ終わりました。

アクセサリー関係は、まず現地の物価上昇と空港検査の厳格化を肌で感じる展開でした。

蛇足にはなりますが、昨年SNSでも掲載した天然石に係る輸出税20%は輸出業者の完全なる積載ボイコットにより法律が無効化されました。

アクセサリーの製作費も2019年と比べて2倍以上に跳ね上がっていました。空港検査は5kgまではさほど厳しくないと学びました。

アンモナイトピアスを11個、ペンダント2個を事前に制作依頼して今回仕入れに成功しました。ついでに既に完成したアンモナイト時計も昨年に引き続き1点のみ仕入れました。これらは、クリーニングイベントにて現在販売中です。

クリーニングイベントの展示販売用アンモナイト時計

今回の現地滞在では嬉しい発見もありました。

それはずばり原石の大量輸入が合法的に可能になるかもしれないことでした。これはまだ試していないものの、近い将来実現可能だと私は確信しています。

これまでチュレア産個体、キマトセラス、ノストセラス、クレオニセラス等の母岩付き個体は輸出に非常に困難が伴いました。これをクリアできれば、マダガスカルアンモナイトの仕入れは別次元に到達すると思っています。

これまでの方法では大規模仕入れをする交換条件で原石を輸入済

他の発見は、マダガスカル人の研磨作業は薬品を一切使わずヤスリと機械を駆使して艶を出してると目の当たりにしたことです。

実際にドゥビレイセラスの殻を削る作業を目の前に見せてもらいました。

やはり酸性の薬品などは使用せずに摩擦とヤスリ、砥石による機械と手作業でした。薬品は表面の艶が失われるのであまりよろしくありません。

ドゥビレイセラスの殻削り作業

一方、現地人は北海道産の研磨個体や日本人によるマダガスカル産クリーニング済個体を見るとよく手作業でこのレベルまでクリーニングできるなと驚いていました。

アンモナイトをより美しく仕上げる目的は同じにも関わらず、国変わればその手段は全く異なるのも興味深かったです。

今回の滞在でマダガスカル産アンモナイトは将来的には確実に値上がりするだろうなと再確認しました。

おそらく私は現在の在庫を売り捌いた時点で次のステップに進むことになるだろうと改めて思いました。その理由は、現在の販売方法には限界があり未来永劫続けていくことは不可能だからです。

今後数年は小売販売を行うつもりではいるものの、環境因子でその方針は変更を強いられるだろうなと感じました。

最後にMorondavaで見た日没時のバオバブの木の写真を記念に載せます。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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