5回目のイベントを終えて | 虹色南瓜石(にじいろかぼちゃいし)

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5回目のイベントを終えて

先月末に1週間イベント開催してクリーニング体験及び展示即売を行った気づきをまとめておきます。

来場者数

12月が近いこと、久しぶりの週末開催ということもあり奥野ビル全体の訪問者が多かった印象です。

初日や二日目はそれほどでもありませんでしたが、土曜日は休憩時間もないくらい忙しかったです。

これは他の同ビルのギャラリーの個展等との兼ね合いもあるのでコントロール不可能な部分ではあります。

前回に続いて来場された方も複数名いらっしゃいました。

これまでとの変化

これまでよりも異常巻きアンモナイトや巨大な遊色個体を持参して展示要素を強めました。

これには場所柄に影響される部分もありまして、あくまで非営利イベントの側面が強いためです。

クリーニング体験が博物館等の開催価格と違うのもそういった事情が背景にあります。

アクセサリーや絵画が一定数売れたのもこれまでとは違った流れでした。

クリーニング体験の一極依存は途中で厳しくなると見ていたので、早めに幅を拡げておいて正解だったかもしれません。

在庫や搬出入の破損リスクと折り合いをつけつつ、今後も飽きないようなイベントにしていきたいところです。

展示個数と採算性

今回も大量にアンモナイトを持参し、スーツケースが動かなくなるくらいの重量を抱えました。

途中で少しずつ捌けるように持ち帰ってはいたものの、最終日の搬出は苦行でした。

一方、ミネラルショーみたいな頻度の開催ではなく月例開催の場合、個数の調整はなかなか難しい部分です。

そもそも営利目的で展開しておらず、一定の売上ノルマもないのです。

とは言うものの、お客様に見ていただき興味を持ってもらえない個体や数の少なさですと対面展示・販売を行う意味はなくなります。

この一見すると矛盾する部分をどう落としどころを見つけるかが当面の課題です。

ノストセラスの持参で普段ミネラルショーや常設店の顔ぶれとは違う顔は見せることができたかと思っています。

ネット販売とは違って実物を手に取ってみて納得して検討いただける点はよかったようです。

そもそも池袋の東京ミネラルや常設店舗の場代を化石販売価格にいたずらに転嫁するやり方に私は違和感しかないのです。現地価格を知っている私からすればただのぼったくりにしか思えません。

一言でいえば、販売者側だけの視点で末端価格に自分たちの都合のみを押し付ける視点は私には傲慢に映ります。

そういった業者が現地のアンモナイト村まで自ら足を運び、仲介マージンを減らす努力を惜しまず、自ら輸入して販売までを一気通貫で行う可能性を模索しないのが私には疑問ではあります。

途中の作業を丸投げにしているからこそ、来る人に安易に負担してもらえばいいとの他力本願になるのでしょう。私の中では、お客様が出せる価格、予算が適正価格との考えは揺らがないです。

今般のあらゆる分野の物価値上げに走る人たちに大なり小なりその傾向が見え隠れしています。

その点、主催者企業の意向に振り回されない独自のイベント開催で新境地開拓できた感あります。

採算性について、開催場所の特性や私自身の考えであくまで「化石にふれることができる場所」を提供することが第一目的となっておりヤフーオークションの1円開始方式と同じく利益は度外視です。

今後の展開と改善課題

これまでは稀少個体といった個体そのものの個性に依存した展示やクリーニング体験といったもの珍しさを前面に押し出していました。

今後は、そのイベントの回ごとのテーマのような色をつけていくとよいかもしれません。

例えばですが、稀少個体のアコネセラスが大量に登場する回にしたり、赤い個体が大半を占める回にしたり、ミニ個体を展示ばかりしてみるとかやり方はありそうです。

いずれにしてもまだ5回開催しただけですので課題は山積みで、その都度軌道修正していく試行錯誤は続いていきます。

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