7年の歩み | 虹色南瓜石(にじいろかぼちゃいし)

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7年の歩み

マダガスカルに所縁のある方と本日お会いして過去を振り返る機会があり、これを機に時系列でアンモナイト販売振り返ってみます。

2017年 アンモナイト販売の思いつき

2017年に私は足を骨折してリハビリと寝たきりの期間がありました。

そのときに何か会社員としての収入と不動産所得以外を確保しようと漠然と考えてました。

日本にいるマダガスカル人に友人が何人かいてビジネスチャンスを探りました。

そのときに友人から言われたのは、天然石の輸入は大きな商機になるといった感じの提案でした。

ところが、500kgは最初から発注しないと大手の鉱物会社は取引してくれないとその友人から言われました。

そこで最初から500kgの仕入れは無理だなと思い、天然石はハードル高いなと感じました。

また、他の販売業者の評価欄を見ていると、ローズクォーツの購入者から衝撃の一言が書かれていました。

当時現地に行き天然石の見学時の写真

「ローズクォーツの石言葉は恋愛成就なのに意中の方にフラれたので非常に悪いの評価といたします。」

こんな人は相手にできないなと冷水を浴びたような記憶あります。

ここでアンモナイトなら単価も安いし、少量からの仕入れでいけそうだと思い化石に心が決まりました。

大きな天然石だと一般受けすると最初は夢を描いてた時期

2018年 評価ないヤフーオークションアカウントで販売開始

今でこそ1400以上の評価があるヤフーアカウントですが、当時は自分が購入で利用した数件しか実績はありませんでした。

ただ、現地人の協力も得ないといけないので定価で販売しないといけないなと気負いました。

そこで赤アンモナイトを現地に出張でいく方にとりあえず10個だけ赤アンモナイトを日本にハンドキャリーしてもらうことにしました。

実物が到着し、まずは1200円程度で販売を始めました。

ところが、待てど待てど他の出品者に埋もれて売れることはありませんでした。

しばらくして苦し紛れにリサイクル品処分と同じ要領で1円開始にすれば売れるのではないかと閃きました。

結果は必ずしも高額にはならないものの、売り切る経験と評価の積み重ねはできました。

これで一旦在庫を売り切り、徐々に仕入れ量を拡大していきました。

この時点では赤と青の小さな個体を国際郵便EMSで発送して高額な送料を支払っていました。

赤と青だけでずっと販売維持できると思っていた勘違い時代の優良姉妹個体、商標登録にも使用

2019年 縫合線個体やオウムガイ及びペリスフィンクテス販売開始

青と赤は少しずつ安定して落札額が上がってきていました。

そこで現地の代理人の方から縫合線個体やオウムガイも商品に加えてみてはどうかとの提案がありました。

この提案にしたがって、EMSの当時上限であった30kgを輸入しましたが送料は8万円程度かかっていました。

送料の負担を差し引いても、販売の幅は大きく広がったのは一目瞭然でした。

この在庫が全部売り切れる段階で、750kgの追加仕入れを行う決断をしました。

最初に自作で作り上げたビラ

2020年 コロナ禍に伴い海外渡航禁止、ネット販売に没頭

大量仕入れを行い、在庫に余裕がうまれたことやコロナ禍によって外出機会が減少し、在庫をより早く捌く工夫に日々明け暮れてました。

その中でビラやポストカードの構想も生まれましたし、まとめ売り販売のアイディアも降りてきました。

封筒に押すスタンプも昔は現地で作成したハンコでした

サイズ、個数、色彩、地層の場所で織り交ぜて出品するやり方の土台はこの時点で完成しました。

洋菓子ヨックモックのアソートとメジャーリーグの投手の投球術を見て、アンモナイト販売にも参考になるかもと思いつきました。

当時はオウムガイも安くミニ個体が確保できたので頻繁にまとめ売りしていた

ご存知のとおり、マダガスカル産は当時はどの業者もマジュンガ産一辺倒の仕入れをしていたんです。

アンモナイトだけで固定費を捻出し、利益を上げるには複数の地層から仕入れが必須と学んだのもこの頃です。

この頃はネットや町の風景を見てはビラやポストカード案を思案

2021年 異常巻きアンモナイト登場

販売を継続していくなかでお客様との交流もうまれました。

お客様の要望を聞いていくうちに異常巻きや原石にも一定の需要があるのではないかとのイメージを抱きました。

最初に異常巻きアンモナイトを仕入れたときは一気に全個体完売となりました。

原石についても、私にはその需要があるとの発想はなく、お客様とやりとりしてなければクリーニングイベントも今のように開催できてなかったはずです。

初めて入荷した異常巻きノストセラス

2022年以降から現在

基本ができてきたことでそれまでの土壌にさらに工夫を加えていく段階に入りました。

そうしているうちにメナベ地層やチュレア地層のアンモナイトもラインナップに組み込みことができました。

ただ、チュレア産やメナベ産は単独販売だと在庫を捌くのは困難です。

メナベ産は地味な風貌につき販売に相当工夫が必要

そこでまとめて取引や他の個体を抱き合わせ出品にして見てもらえるように工夫しました。

規模が大きくなり、余剰在庫を抱えるようになったのも2022年以降です。

現在は稀少個体と異なる地層をどのように組み合わせて出品するかに頭を使っています。

よく他の出品者が出品文をコピーして使ってますとかアマゾンのせどり転売無在庫販売の情報が私のもとにもきます。

しかし、実際にはアンモナイト販売は無在庫で単発利益を上げても長い目で見れば赤字になります。

こうした背景からさほどコピー出品等に感情の起伏が生まれるのはよくありません。

ざっと振り返ると年間で見ると昔の販売内容と現在の内容は似て異なるものです。

その理由は、私自身の属性も会社員兼個人事業主から個人事業主一本になったことも大きな要因としてあげられます。

本日は、マダガスカルで事業をやってらっしゃる方との意見交換でこれまでの歩みを振り返ることができた有意義な日でした。

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