販売サイトごとの特性、対面販売
今回は私なりに販売方法やサイトごとの性質を考察してまとめてみました。
自分の中での役割区分は以下のような感じです。
ヤフーオークション
1円開始でこれまで販売開始から継続しているメインの販売サイトです。
当初私自身が知識が今以上に少ない中で苦し紛れに閃いたのが競りでした。
「価値がわからないなら商品を目利きの不特定多数に判断してもらう」
これが出始めになっています。
この発想と化石の相性は非常によく、私の直輸入でめいっぱい仕入れ原価を抑えたやり方ともうまくかみ合いました。ただ、最近は同業者の撤退や販売手数料及び送料の値上げもありいつまで今の方法を継続できるかはわかりません。
それでも現状私の売上はヤフーオークションの一極依存といっても過言ではありません。
なお、アクセサリーやスライスプレートの販売には暴落リスクが大きく競りは全く向いていません。



メルカリ
2021年から私も販売で利用しているのがフリマサイトのメルカリです。
最近は以前ほど勢いがないように感じており、それが化石分野に特有の傾向なのかはわかりません。
私の方で出品している個体は、割とグレードの高い個体をメルカリ販売しており、4年前はヤフーオークション以上の売上を記録した月も頻繁にありました。
メルカリではなぜかチュレア産アンモナイトや黒アンモナイトの需要がヤフーオークションに比べて少ないのもサイトの特徴です。
それを差し引いても定価販売に近い価格で取引きできること、値引き交渉がしやすいといったメリットもたくさんあります。
評価コメントにも定型文が少なく、お客様の要望や傾向を把握しやすいのもメルカリの良さです。

BASE
上述の2サイトの補完的な役割を期待して開始したのがBASEの販売でした。
客層が他のサイトと異なること、自分自身で集客をできるだけのブランディング能力が求められるサイトです。
匿名取引ではなく、宛先や連絡先がわかるのは販売する側にはトラブル回避の面で大きなメリットです。
手数料もあがってきているものの、他のサイトよりは安上りです。
取引コメントのような機能はなく、ほとんどの取引はお客様と一度もやりとりを交わすことなく完結します。

ホームページネットショップ(Woo Commerce)
ホームページ併設のネットショップです。
あえて定価販売が可能な個性的な個体を出品しています。
巨大個体や稀少個体といった成り行きオークションに出すリスクが高い商品を展示要素も含めて追加しています。
7月から8月にかけての帰省時期にヤフーオークションが休業していても、ホームページ側に購入者が流れている傾向はありませんでした。
やはり、SNSを駆使した宣伝や定期的な出品がなければ存続は厳しいと言えるでしょう。
他サイトと違って手数料はカード決済に係る費用だけになります。
消費税と連動して手数料が上がる他サイトの使用が困難になったときのための代用販売プラットフォームになることを期待しています。
販売者側にかかる手数料を抑えたショップ運営は今後事業継続の生命線となってくるでしょう。

対面販売
アンモナイトクリーニングイベント時に対面販売を行っています。
対面販売で売れる個体や商品にも傾向があります。
一番売れているのは、スライスプレートです。
手に取って見て用途をお客様が想像しやすいからかもれません。
赤アンモナイトもネット販売では確認しきれない遊色が自分の目で確認できるので対面販売の方がよく売れます。オウムガイも研磨済の個体が多数売れています。
アンモナイト関連アクセサリーやマクラメも対面販売で少しずつ売れてきています。
一方、巻貝やウニの化石は珍しさから手にとって見て楽しむところどまりで購入まではあと一歩といった感じです。
月1回のペースで開催しているイベントでも展示要素とネットとは違った雰囲気で販売を行っていきます。

ミンネ(minne)
アクセサリー関連商品を私の方ではミンネに掲載して販売しています。
まだ、開設したばかりなので傾向分析等できておりませんが、少しずつピアスやマクラメ、ペンダントが売れ始めてはいます。
こちらのサイトはアクセサリー作家さんとの共同販売につき、価格設定は原価設定等も異なるため、別区分で運営しています。


