日本とマダガスカルのアンモナイト事情の違い | 虹色南瓜石(にじいろかぼちゃいし)

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日本とマダガスカルのアンモナイト事情の違い

最近わかってきたことを備忘録で書いておきます。

もともとマダガスカル人は外観に重きを置き、いわゆる学名等には重要性を見出してません。

したがって、フランス人のコリニョンが生前に残した論文がこれまでも今後も拠り所になってくるでしょう。

外観や色彩が仕入れ価格を左右することは元から知っていましたが、最近別の軸として場所つまりどこの地域から出るかが影響を与えてるとわかってきました。

販売カテゴリー

販売における分類は、大きな特徴として色やサイズが大きな決定要因となります。

単価は、青いくらで赤いくら、研磨済か未研磨か、縫合線部分出てるかといった具合です。

クリオニセラスだろうがビューダンティセラスだろうが、アコネセラスだろうが関係ありません。外観が殻つきでピンクか青か赤かがどこの単価レンジに当てはまるかを決定します。

地域カテゴリー

この概念に気づいたのは、明らかに年代の異なる種が同じ仕入れ単価で箱に入ってきたからです。

例えば、シュードシュレンバキアとマクロセファリテスは年代は異なります。

しかし、仕入れ時はメナベ産アンモナイトのカテゴリーで同じカテゴリーで入ってくるのです。

この固定観念を捨てるまでにだいぶ時間がかかりました。

最近、ああマダガスカル人なら地域が近ければ年代や種なんか関係なく「メナベ産アンモナイト」で商品化する可能性はあるかもと仮説をたてました。いろいろな海外のサイトを見ていくとやはりそのカテゴライズをしていることが確からしさをおびてきました。

先日、記事にしたペリスフィンクテスもかなりの広域にわたって分布しており、固定観念をもっていると方向性が定まりませんでした。

今後の進め方

もう日本に流通している個体や他の業者を参考にしても、今以上に販売の幅は広がらない現実を突きつけられています。また、店舗を訪問して議論しようにも同業者であるとあまり歓迎ムードでもないためこちらは今後は素性はあえて告げる必要はないかと考えています。

Ebayといった海外サイトの相場変化、流行変化を毎日チェックして新種や稀少種に目を光らせて、海外の論文をもとにした写真つきの情報を当たっていこうと考えています。ノストセラスや黒スライス個体の特大といった海外向けに出品する商品を見繕っていきます。

今のまま現状維持で進めば、いずれは1円開始のオークションも売上も衰退の一途をたどるでしょう。

在庫のバランスが崩れてきたらその種については補填することになります。次回大規模な仕入れを行う時期は未定です。ただ、どこかで仕入れをしなければ在庫バランスが崩れ今のような多様性は維持できなくなります。

そう考えていくとマダガスカルの最上流から直輸入で新しい顔ぶれを増やしていくのが生存競争を乗り切るポイントになってきそうです。

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