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マダガスカルアンモナイトの直近動向

マダガスカル産アンモナイトの動向を私なりに市場調査してみました。

クレオニセラス等の値動き

私の販売個体は青や赤に限らず可もなく不可もなくといった印象です。

ただ、直近のEbayを拝見していると、以前は殆ど出品されていなかった青いビューダンティセラスやクレオニセラスの巨大個体が販売されています。

いずれも高額であり、この定価販売でなければ利益見込めないのであろうとの感は否めません。

また、たまに見かけるマダガスカル産はなぜこんなに安価なのかといったSNS書き込みには誤解が含まれています。仲介業者や場所代を排除しなければ私が提供している価格での販売は継続できません。

私の仕入値も昨年時点で青個体の仕入量を500kgから1000kgまで増やしたにも関わらず、容赦なく30%近く現地価格で値上げされています。縫合線個体やオウムガイに至っては2倍近い値段に高騰しています。

こういった現地の値動きは半年、1年と周遅れで末端市場価格に反映されてきます。

今後値段が上がることはあっても下がることはないて私の持論に変化はありません。

メナベ産やチュレア産の同定状況について

直近の動きでメナベ産のマクロセファリテスとエピマヤイテスが明記されたうえで販売されているケースを海外サイトで見かけるようになりました。エピマヤイテスは体が薄く、マクロセファリテスに厚みが伴います。

エピマヤイテス
エピマヤイテス横厚みが薄い

また、チュレア産のタラメリセラスやリソセラス、バロイセラスが海外サイトで同定されたうえで販売されているのも最近の変化です。

チュレア産タラメリセラス
チュレア産リソセラス
マクロセファリテス正面
マクロセファリテス口部分厚みあり

私も大阪の総合天然石屋の方からチュレア産のまとめ売りを自分コレクションサンプルとして購入するまで存在すらあまり把握してませんでした。

稀少種に関しては、同定のうえ私も定価販売にて出品したいと考えています。

先日記載のとおり、ラベル作成との兼ね合いもあり今しばらく時間はかかりそうです。

ノストセラスのオークション出品控え

最近SNSでは既に呟いておりますが、ノストセラスを毎週のように出品した結果、落札額の暴落を招いたため定価販売のみに切り替えました。

過去にオウムガイで同じような出品方法をしてしまい、市場価格の暴落を招いた反省があるため今回は早く手をうちました。

訳あり個体等でないかぎり、もう競り形式でノストセラスの販売は控える予定です。

ノストセラスを仕入れることはもう私はないでしょうから焦って販売する必要もなく、転売屋の餌食になる心配もありますので仕方ありません。

稀少個体の在庫変化について

プゾシアやリトセラス、ネオシレシテス、ウミシネノセラス、エオゴードリセラス等の在庫についてです。

今はほぼ毎週のように稀少個体をヤフーオークションで販売しています。

しかし、徐々に在庫は減ってきておりなくなった時点でこちらも定価販売のみ以降します。

今の出品内容を継続できても今年いっぱいでしょう。

1円開始オークションは、アンモナイトを手軽に手に取って見ていただく機会をハードル低くして提供したい目的で維持していくつもりです。

ただ、最近のSNSの投稿等でマダガスカル産アンモナイトは安くて当然といった書き込みも見かけるので線引きは必要になるだろうとも捉えています。

蛇足になりますが、最近インスタやFacebook経由で中南米やモロッコ産のアンモナイトの協業をもちかけられることがよくあります。

アンモナイト事業は、誰かと協業して利益を折半してやれるほど簡単ではありません。これまでも今後も仕入れルートで誰かと協業する可能性は低いです。同族経営にくわえて、最小人数でやらなければまず事業継続は厳しいでしょう。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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