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デスモセラスの魅力とは?

デスモセラスは、独特のずんぐりした厚みが特徴の種です。

青の発注をかけると割と数多く入荷されるのですが、状態がよい個体は非常に少ないです。

デスモセラスの中では状態のよい個体

したがって、訳あり個体まとめ売りにはたくさんのデスモセラスが混ざってきます。

一方、状態のよい個体は遊色も強く、スライス個体でも修復なく綺麗な断面図が見れることも強みです。

他の記事のとおり、裁断作業はアンモナイトのへそ付近に大きな負担をかけるため、破損が発生しやすいです。その点、デスモセラスは厚みがゆえにその欠点をクリアしています。

デスモセラスの断面

古くは断面を見るための実験用標本として日本に取り寄せられたこともあったようです。

仕分けしたデスモセラスたち

デスモセラスも青、赤、縫合線、黒といった外観にばらつきはあります。なお、この中では赤のデスモセラスは極端に数が少ないです。

比較的数の多い黒デスモセラス
デスモセラス縫合線個体

これまでにも出品してサイズの大きいデスモセラスは高騰する傾向にあり、根強い人気を誇っています。

小さな個体の下でわかりやすい巨大個体

ただ、厚みがあるので通信販売を行ううえでは、送料が高くなりやすくどうしてもまとめ販売に偏ってしまいます。ほとんどの出品でレターパックプラスによる発送となります。

口部分を見ればその厚みは一目瞭然

主流となるinflatumとは別に中間種で厚みが薄いmelchiorites種もあります。

稀少価値の高い中間種melchiorites

見てのまんま横幅はあまりなくずんぐりむっくりの種です。

でもたくさん集めてみると薄い螺旋個体とはまた違った愛着がわくかもしれません。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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