タラメリセラスは珍しい? | 虹色南瓜石(にじいろかぼちゃいし)

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タラメリセラスは珍しい?

SNS上で既に書いたチュレア産タラメリセラスについてまとめてみます。

結論から書いておきますが、タラメリセラスは無茶苦茶珍しい種になります。

アコネセラスやウミシネノセラスよりも貴重な種でしょう。

一見するとフィロセラスと勘違いする?

いくつ入荷したかは正確に把握できていません。理由は、私がフィロセラスとごちゃ混ぜにしたまんま販売していたからです。

フィロセラスよりも線の流れる幅が広く、遊色個体も1つのみですがありました。

唯一の遊色個体

サイズは大きい個体で11cm以上あります。チュレア地層から産出されるため、状態はあまりよくありません。それでもフィロセラスよりも薄く、肋の凸凹も激しいです。

一度慣れてしまえば見分けは比較的容易です。

11cm、300g超えの個体

今後の入荷は期待できるのか?

おそらく狙ってタラメリセラスを入荷することは難しいでしょう。

チュレア産の地層から産出されるアンモナイトは7割以上がフィロセラスになります。

残り3割弱にリトセラスやオウムガイ、タラメリセラスが混ざっているような状況です。

この仕入れに係る個体の種ごとの比率はこちらが狙って変更はできません。

サイズにも個体間でばらつきがあります

あとどれくらい販売に回せるか?

現状売り捌けるのはあと2つが精いっぱいでしょう。

次回以降の入荷のためのサンプルと博物館展示用個体として若干は手元にキープしておく必要があります。

見た目の綺麗さや色合いよりも稀少価値が大きな意味をもつ種と言えるでしょう。

手元にある在庫はこれだけです。

今後のタラメリセラスの立ち位置

上述のとおり、ただでさえチュレア産アンモナイトの流通量は少ないうえに状態がよい個体は少ないです。

最近、メナベ産のマクロセファリテスやエピマヤイテスと並んで同定がなされているので図鑑等に掲載される機会は増えてくるのかもしれません。

それでも市場に安定供給される可能性は低く、風貌や迫力というよりはその入手ハードルの高さが存在意義として定着していくのではないでしょうか。

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