コリニョン論文の取り扱いはどうなってる? | 虹色南瓜石(にじいろかぼちゃいし)

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コリニョン論文の取り扱いはどうなってる?

最近ふと疑問に思ったことがありました。

世界のアンモナイト愛好家なり研究者はどれぐらいフランス人コリニョンの論文を読んでいるか私にはわからないのです。

さらに言えば、コリニョンは1978年に亡くなった故人であり、彼の残した論文の著作権の所在も曖昧です。通常フランスでは、著作権は作者の没後70年有効とされています。

コリニョンの情報は以下をご参照。

https://en.wikipedia.org/wiki/Maurice_Collignon

しかし、コリニョン論文はヘッダー部部分にマダガスカル共和国との文字も記されており、同じ扱いなのか不明です。参考までに以下のリンクを引用します。

http://jurassic.ru/pdf/Collignon,1963_Albien.pdf

インターネット上にPDF化されたコリニョン論文は複数存在し、個人利用であればダウンロードしてる方も多いのではないでしょうか。

一方、SNS上でマダガスカル産アンモナイトの情報を私が求めた際に必要な情報をもっていながらも、コリニョン論文を読んだからとの根拠を述べられた方は日本人・外国人問わずこれまでにいません。

以前に紹介した下記サイトでもかなりのアンモナイトが列挙されています。

https://www.ammonites.org/index.htm

しかしながら、コリニョン論文全18巻の前ではこのサイトの情報は微々たるものです。

私は2018年からマダガスカル産アンモナイトに特化して直輸入販売をしているものの、コリニョン論文はこれまで深入りしておらず、現地人や日本人の方の知見を借りつつ情報整理をしてきました。

今後、現在の出品内容から幅を広げていくにはコリニョン論文は避けては通れない壁となったことだけは確かです。

きっかけは、ラベル作成ででたらめな情報は記載できないからですが、課題は山積みです。

現在、マダガスカルのアンモナイト地層は外国人によるアクセスを厳しく制限しています。

したがって、今後新たに外国人の研究者によってマダガスカル産アンモナイトについて交通整備した論文が出てくる可能性は低いと私は見ています。

論文の位置づけを時間かけて確認して、必要な情報は原点であるこの論文にあることは肝に銘じておきます。

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