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アンモナイト出品パターンの試行錯誤

主にヤフーオークションの場合になりますが、アンモナイトの出品パターンを考慮する要素はいろいろあるのでまとめてみました。

これらの出品幅を確保するには豊富な在庫量が必要になります。

その在庫量は配送事故の際の代替品送付にも必要になります。したがって、このやり方には売り捌けない場合に大きな採算リスクを伴います。

6年以上に渡って1円開始オークションを実施できているのにはそれなりに実は理由があります。

当たり前ですがサクラ入札や出品取り消しは信頼を失墜させるのでネットオークションでは絶対禁止行為です。となると、言わずもがな出品段階で暴落リスクを最小限にするよう工夫が必要になります。

赤アンモナイトからもまとめ売り用の小ぶりな個体を選ぶには在庫必要

サイズ

大きな個体は注意を惹きやすくアクセス件数の増加に貢献します。一方、小さな個体はまとめ売りや安値落札を気にしないで出品できるメリットがあります。サイズを隔週で変えることによって幅が出ます。

写真のような巨大個体は週に1つ、2つは出品中

マダガスカル産アンモナイトの絶対的な強みは世界でも稀に見る種の多さにあります。アンモナイト専門店なんてにわかには信じがたい構想を実現できているのは種の多様性がゆえにです。

稀少種は、週ごとに顔ぶれを変えたりしています。

今でこそネオシレシテスは毎月のように出していますが、以前は数か月に1度くらいしか出していませんでした。

また、まとめ売りにあえて稀少種を混ぜることで注目を集めるようにしていた時期もありました。

色々な種を並べてバランスを考えて出品内容を決定

これまで何度も遊色については言及してきました。赤・青・ピンク・緑・縫合線・方解石・黄鉄鉱・黒・ホワイトクォーツといった具合に色の差異をうまく利用して同じ種を出すにしてもマンネリ化を避けるように出品に幅をもたせています。

マダガスカリエンスのピンク個体
マダガスカリエンスの青基調個体

産地(地層)

マダガスカル産は、大きく分けてマジュンガ地層、チュレア地層、モロンダブ地層に分かれています。

最初はマジュンガ地層のみ依存していたものの、市場が飽和状態になっていたためチュレア産とモロンダブ地層の個体を新たに加えて今年からは販売しています。

チュレア地層の白褐色アンモナイト、フィロセラスが大半を占める
プゾシアが大量に産出されるモロンダブ地層のアンモナイト

個数

これまで個数は、1個から567個まで一度に出品した実績があります。

単体では売り捌くのが難しいような個体はまとめ売りで競りにかけます。

初期の頃は、10個セットでクレオニセラスを思いつきで出品して人気だったことから定期出品に取り入れました。

オウムガイ・赤・青・黒の40個セット
実際に落札されたまとめ売り商品の結果

組み合わせ(アソート)

組み合わせを変えた複数種盛り合わせをヨックモックのお菓子の詰め合わせアソートを見て思いつきで始めました。

2020年頃はオウムガイや赤、青、黒を同時に1商品として出品したりしていました。

現在は仕入れ原価が高騰したのでアソートを販売できておりませんが、いつかはまた出品したい願望はあります。

実際に販売したまとめ売りの出品写真

全体のバランス

最近はチュレア産の個体が大量に入荷できたこともあり、種を同じ週で重複させなくても一定の商品数を維持できるようになってきています。

稀少個体と大量入荷可能な個体の共存、サイズの大きな個体と小さな個体の共存、同じ種でも色が違う個体と殻のある個体と殻なしの縫合線個体の共存を考慮して全体のバランスをとっています。

これからもトライアンドエラーを続けて、その都度時代の流れにあった販売方法を探っていくしかないでしょう。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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