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アンモナイトのラベルについて

実際に運用しているラベルは以下のもになります。

アンモナイトの種分けラベル運用開始

種によっては先月からラベル付を開始しており、今月からアンモナイト以外の化石(ウニや巻貝等)を除くすべての販売個体にラベルを同封しています。

初期運用開始時期につき、記載ミスや行き届いていない部分も多々あるかと推察します。

現時点でわかる範囲の情報をラベルに記載しているものの、その都度軌道修正が必要になってくるはずです。

ラベル運用の経過と課題

これまでに販売出品はしているものの、未知の種がたくさん存在しています。

先日の記事にも掲載したメナベ産のアンモナイトはその端的な事例になります。

実際運用していく中でどこまで詳細をラベルに記載するかといった課題も生じてきています。

ラベルのサイズや表記内容(販売日や学名の追記等)を含め、半年くらい運用すれば見通しはたってくると思われます。

ラベルがきっかけとなって判明してきた具体例

ラベルの記載内容は、販売する側に一定の種の同定責任なり、知識習得を強制する作用があります。

最近の例として、メナベ産やチュレア産のアンモナイトは一口にペリスフィンクテスやデスモセラスと言っても細かくみていくと何通りかパターンが存在します。

また、そもそも私が輸入している中にも図鑑にもインターネット情報も掲載されていない中で手探りで進めていくため膨大な時間を要します。

例えば、下に列挙するペリスフィンクテスは両方とも、ラベル上はペリスフィンクテスとまでしか書けません。種小名まで言及するかどうかは悩ましい部分です。

ぺリスフィンクテスと記載したのみの個体だが、実際には稀少個体
巻きに明らかに他のペリスフィンクテスと異なる外観が確認できる

Colors

出品販売の円滑化と種の同定の必要性

最終的にどこまで種を同定して市場流通させるかの問題は出てくると考えています。

特にメナベ産の個体のような場合、ラベル付きでないと販売しないとの制約を自らに課せば、販売は立ち行かなくなります。したがって、個体ごとによってここまでしか書けませんとの状況で見切り発車の販売をするケースも多々出てきてしまうでしょう。

現在もリトセラスとアルゴノウティセラス、ネオシレシテスとウミシネノセラスを区別して販売している業者は日本国内で見かけていません。在庫数として一定数がサンプルとしてなければ比較もできませんから仕方ない部分はあります。

このことからもわかるようにマダガスカル産アンモナイトを販売者を取り巻く環境も購入者の求める情報も千差万別です。

販売する側、購入する側の両方が必要を感じないからラベルをつけての販売が行われてこなかったのかでしょうか。あるいは、単純にマダガスカル産アンモナイトの情報が少なすぎて誤情報を避け確定情報までで販売されているのかは私はわかりません。

ただ、販売流通の速度を落とさずに必要な情報を提示していく責任が販売者側にあるのは間違いないでしょう。

いずれにしてもラベル作成、同封することによってさまざまな問題点が浮き彫りになったことは事実です。

この記事の著者

たまき

管理人のたまきです。
1979年11月13日生まれ、これまでアフリカで建設業を通じフランス語通訳や石油ガスプラントの海外営業業務に従事してきました。

アフリカの地政学リスクを取捨選択して事業展開しています。
他の販売者が仲介業者を介すところを自分だけで直輸入することで、コストを最大限カットし低価格と高品質を両立しています。
2018年よりマダガスカル産アンモナイトを年間トン規模で仕入れて販売しています。

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