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マダガスカル産アンモナイトのおへそはなぜ残らない?

最近は梅雨で雨が多くなり、アンモナイト磨きの時間が増えています。

そこでどれくらいの確率でアンモナイトのおへそが生き残っているか観察しています。

へそなんかどうでもいいです、という方は読み飛ばしてください。

結論から言いますと殆どの個体がへそ潰れています。

種によっても差があり、エオゴードリやリトセラスのように綺麗に残りやすい個体や化石の構成要素がパイライト化する過程で綺麗に形が崩れずに残っている場合もあります。

へそに拘る人の特徴

アクセサリー等を制作する作家さんたちは加工ありきの接し方をされているのでへそをくり抜く方もいらっしゃるくらいです。したがって、へそに埋めがあってもさほど気にしない方が作家さんには多いです。

加工品としてアンモナイトを楽しむ方は色彩や大きさ、片面はマクラメでは覆い隠すので両面完璧である必要もないと割り切っている人も多いです。ちなみに両面完璧にへそが残ってるのは記憶している限り、リトセラスくらいしかいませんでした。

おそらくですが、マダガスカル産アンモナイトを見てきている数に関しては私は日本人の中では桁違いに多いはずなのでこの認識にずれはないと自負しています。

それとは対照的に、研究者の方々にとってはへそが生きてるか潰れているかは価値を大きく左右する要素としてみる傾向があります。

ただ、へそが綺麗に残っている状態は奇跡に近いと思っておくくらいの期待値の方がよいと思います。大量に毎日アンモナイトを扱う身でも巡り合えるものではないのです。

なぜマダガスカル産のへそは潰れてたり埋めが多いか?

マダガスカル産のへそが残存していない理由は、私なりの見解では機械による大雑把な作業をほとんどの個体に施しているからと考えています。

実際に原石を仕入れて親しい方と私で手分けしてクリーニングしてみても、現地人が研磨作業を行うよりもへその残存率は高いです。

最近ヤフオクに混ぜて出品してる個体は、日本にもってきてから母岩を除去してへそ出ししてる個体が多いです。

ケガキ針や彫刻刀よりもデザインナイフのニードル式がへその作業道具には向いています。

へそクリーニングの必需品

へそが気の遠くなるような年月を経て無事だった子たち写真集

プチコフィロセラスのおへそ
ペリスフィンクテスのおへそ
ドウビレイセラスのおへそ
ビューダンティセラスのおへそ
リトセラスのおへそ
プゾシア・モザンビアのおへそ
リトセラスのおへそ
エオゴードリセラスのおへそ
ペリスフィンクテス近似種のおへそ
ジョウベリセラスのおへそ
カリフィロセラスのおへそ
プゾシアのおへそ
パイライト化したプゾシアのおへそ
デスモセラス中間種のパイライト化したおへそ

アンモナイトのおへその美形個体と関わり方

私はかれこれ8年半大量輸入して小売販売してきている身ですが、ここに列挙したくらいしかないぐらいへそが綺麗に残る個体は少ないのです。

昔からデザインナイフでへそ出しチャレンジを私がやっていれば、と「たら、れば」を言い出せばもう少し数は増やせたかもしれないものの、やはり何憶年という月日で損傷せずにへそが残っているのはごく少数の狭き門と言えるでしょう。

私の場合特段へそが綺麗だから出し惜しみするスタンスではないので、探す方はおへそが美形な個体がたまに混ざって出品されているのを見つけるのも楽しみ方としてありかもしれません。

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